春から夏にかけた低山ハイキングに、おすすめの登山ウェア。
【登山ウェア】初心者必見!BRINGスタッフが、春夏のハイキングにおすすめのレイヤリングを教えます。
2025.05.12
GWが過ぎ、いよいよ夏に向けて気温が上がってきました。春から初夏、そして真夏に向かっていくこの時期の登山・ハイキングは、水分補給はもちろんのこと、レイヤリングでの体温調節がとても重要です。
これまでのレイヤリング特集(【登山ウェア】初心者におすすめ!夏のレイヤリング特集 | HIVE by BRING)(【登山ウェア】初心者におすすめ!秋登山のレイヤリング&装備を紹介 | HIVE by BRING )でもお伝えしたように、登山の重ね着(レイヤリング)で重要なのは、「汗抜け」「通気性」「保温性」です。特に暑い季節の登山では、行動中に大量の汗をかき、下山後や夕方以降に汗が乾かず冷えてしまうことも。
さらには汗が乾かないことによる不快感や、日差しや日焼け対策も気になるところ...。登山初心者の方は、どんな服装が良いのか悩んでしまうことも多いと思います。
今回は、春~夏の登山を快適に楽しむための、おすすめのレイヤリングや装備を、山好きのBRINGスタッフがご紹介します。これを読めば、登山初心者の方でも安心して山に登っていただけますよ!
レイヤーの基本は「ベース」「ミドル」「アウター」の3層構造。
①ベースレイヤー
肌に一番近い部分に着用するアイテムです。全てのレイヤリングの土台となります。おすすめは吸水速乾性があるタイプ。夏場の汗もすぐ乾き、身体が冷えないようにしてくれます。アンダーウェア(下着)もこの分類に含まれます。
②ミッドレイヤー / ミドルレイヤー
ベースレイヤーの上に着るアイテムです。汗などの水分の湿気を発散し、体温を保持する役割があります。ただし保温性が高すぎると「オーバーヒート」が起きて、暑くなりすぎるという失敗談も。同時に通気性の高いアイテムを選ぶことが重要です。(真夏はミッドレイヤー / ミドルレイヤーを省く場合もあります)
③アウターレイヤー
レイヤリングの一番外側になるアイテムです。雨を防ぐ「レインウェア」、寒さから身を守る「インサレーションウェア」、風を遮る「ウィンドシェル」など、目的・役割に応じて様々な種類があります。季節や天候によって変えたり、時には行動中と休憩中で着替えたりすることも必要になってきます。
トレランで活躍するBRINGスタッフが、初心者向けコーディネートを紹介!
レイヤリングの基本はおさらいできましたでしょうか。
今回、春夏の登山コーディネートを教えてくれたのは、普段はトレラン(トレイルランニング)の大会で活躍する、BRINGスタッフの龍宇さんです。今回は初心者の方に向けて、低山のハイキングで使えるアイテムを紹介してくれました。
BRING スタッフ
高橋龍宇
こんな登山におすすめ
・~1000mの低山登山(関東近郊であれば高尾山、鋸山、御岳山など)
・日帰り(2~3時間程度のハイキング)
・GWから9月前半までの春夏シーズン(梅雨の時期は除く)
GW(5月頭)から梅雨入り(6月上旬)までのおすすめコーディネート
トップス - ベースレイヤー
【BRING】WUNDERWEAR スリーブレス
今年の新作アイテム。プロトタイプを登山・トレイルランニングで2年ほど着用し、大変気に入っています。ウール100%のアイテムは汗をかくと肌に張り付いてしまう傾向がありますが、この製品はポリエステルが入っているため、肌離れがとても良いです。さらに汗の臭いが付きにくいので、インナーとしてかなりの優れものです。
トップス – ミッドレイヤー
【BRING】WUNDERWEAR Tシャツ
「WUNDERWEAR AOYAMA T-Shirt」として販売していた商品のアップデート版です。ポリエステルとメリノウールの良いとこ取りで、キレイ目の見た目かつ、シルエットにゆとりがあり、湿気も逃がしてくれます。
トップス – アウターレイヤー
【Teton Bros.】Feather Rain Jacket
レインシェルにも関わらず、200gを切る軽さには驚きです。春、夏の天気は変わりやすいので、「もしも」の時のためにバックパックに忍ばせておくと安心。
ボトムス – アンダーウェア
【BRING】WUNDERWEAR "ONE"50/50
お客様にも大変ご好評いただいている、BRINGのベストアイテムの一つ。今年新色が発売になりました!自分は汗っかきなので、70/30(メリノウール70% / 再生ポリエステル30%)よりも、50/50(メリノウール50% / 再生ポリエステル50%)一択です。
ボトムス – ミッドレイヤー
【UNIQLO】エアリズムデオドラントメッシュステテコ
ボトムスを直接穿くよりも汗がべたつかず、脚上げがしやすくなります。通気性の良いメッシュ素材で、汗が分散しやすい点もGood。
ボトムス – アウターレイヤー
【Houdini】Wadi Pants
シワ加工の効いた薄手の生地が、肌触りも良く、とても気持ちのいいアイテム。肌と生地の間に、程よい空間があり動きやすいです。
梅雨明け(7月中旬)から9月前半までのおすすめコーディネート
トップス - ベースレイヤー
【BRING】DRYCOTTONY スリーブレスTシャツ
真夏はポリエステル100%で、汗の吸水速乾性が高く、いつまでのサラサラの肌触りが続く本製品をチョイス。スリーブレスモデルは肩・腕の可動域が広がるので、ベースレイヤーにぴったりです。
トップス - アウターレイヤー
【ARC'TERYX】Skyline LS Shirt
アークテリクスらしい、シンプルで上品なシルエットのシャツ。サラリと肌に触れ、冷感さえする生地が気に入っていて、夏場に大活躍するアイテムです。
ボトムス - ベースレイヤー
【BRING】WUNDERWEAR "ONE" 50/50
真夏でもWUNDERWEAR “ONE”を穿きます。速乾性の高い再生ポリエステルと、調温性や消臭効果に優れたメリノウールが組み合わさることで、夏場でも汗ムレや臭いを気にせず、快適に過ごせるアンダーウェアになっています。
ボトムス - アウターレイヤー
【山と道】5-Pocket Shorts
生地に程よい張り感と抜け感があり、バランスの良い一着です。着心地の良さはもちろん、カラーバリエーションも豊富でトップスに合わせやすいと思います。
春~夏の登山ウェアに合わせたい、おすすめの小物アイテムもご紹介!
ウェアだけではなく、サングラスやタオルなど、暑い時期の登山に欠かせない装備についてもご紹介しています。是非参考にしてください!
【halo commodity】 Salt Jet Cap
つばにワイヤーが入っているため、好きな角度に調整できます。生地に絶妙なシワ感とハリ感があり、日常使いもしているお気に入りの帽子です。髪に触れる部分にインナーメッシュが付いており、ムレることも少ないです。
【DONT PANIC】サングラス
視界が暗くなり過ぎず、耳の負担も少ない。またリサイクル素材として、回収された廃棄前のペットボトルが使われています。
【PAPERSKY】ライトタオル
薄くて軽い、手ぬぐいのような感覚のタオルです。それでもタオル地のように汗の吸収が早く、ふっくらとした肌馴染みの良い柔らかさが嬉しい。
いかがでしたか?登山・ハイキングウェアの参考になりましたでしょうか。
BRINGの直営店「BRING CIRCULAR TAKAO」では、今回ご紹介したアイテムをはじめ、ほとんどのBRINGアイテムを試着してご購入いただけます。山好きのスタッフが働いていますので、山登りやウェアについて不安なことがあれば、ぜひお気軽にお尋ねくださいね!
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執筆:熊沢紗世
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