ポリエステルをサスティナブルに変えた
BRING Technology™

世界中のファッション産業で発生するごみは9,200万トン。ポリエステルの生産量は5,200万トンにも上ります。
私たちのBRING Technologyは、回収したお洋服の中のポリエステルをもう一度ポリエステルの樹脂に再生することができます。
その品質は石油由来原料と同等の品質で、石油由来原料と同等の物作りを行うことができます。
そしてそのお洋服が使われなくなったらまたリサイクルする。そうやってお洋服がごみになることなく循環し続けます。
BRING Technologyがあることで、ポリエステルはサスティナブルな原料に生まれ変わりました。
BRING Technologyを実装する北九州響灘工場は繊維・服由来原料をケミカルリサイクルし、石油由来と同等品質の再生ポリエステルを製造しています。

北九州響灘工場のLCA

北九州響灘工場の再生ポリエステル樹脂は、
石油由来ポリエステル樹脂と比較し、49%CO2排出量削減効果があります。

ライフサイクルアセスメント(LCA)とは

ある製品のライフサイクル全体(資源調達→原料生産→製品生産→消費→廃棄・リサイクル)やその一部の段階における環境負荷を定量的に表す数値のことです。

当社の再生ポリエステル樹脂生産におけるLCA算出においては、廃繊維の回収から再生ポリエステル(PET)樹脂を生産するまでと、廃繊維を焼却してから石油由来原料ポリエステル(PET)樹脂を生産するまでの各プロセスにおいて、総CO2排出量を比較しています。

CO2排出量比較

バウンダリ設定

※1 当社の技術については、2019 年度に環境省がデロイトトーマツコンサルティングに委託しLCA調査(※2)を実施した。その結果、石油由来ポリエステル(PET)樹脂と比較し28%の二酸化炭素削減効果があるとのことが示されている。

※2 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社.「令和元年度 ケミカルリサイクルの二酸化炭素削減効果と脱炭素社会システムとしての評価検証委託業務 成果報告書」.令和元年度環境省委託業務. 2020,3.153p

ケミカルリサイクルの二酸化炭素削減効果と脱炭素社会システムとしての評価検証委託業務成果報告書 令和元年度|書誌詳細|国立国会図書館オンライン 

これをもとに当社工場において採用している九州電力(※3)の電源構成を加味すると49%のCO2削減効果となる。

※3 九州電力

注)回収工程はCO2排出量が全体の1%に満たずカットオフ

凡例)

EG: Ethylene Glycol

BHET: Bis(2-Hydroxyethyl)terephthalate

PET: Polyethylene terephthalate

PTA: Pure terephthalic acid

北九州響灘工場
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