2025年3月14日~16日の3日間、沖縄県総合運動公園多目的広場で、沖縄出身の音楽グループHYが主催する「HY SKY Fes 2025&前夜祭」が開催されました。今年で開催6回目を迎えたHY SKY Fesは、総動員者数は2万5,000人を超え、「世界一クリーンなフェス」を目指して様々な取り組みを行っていることでも知られています。
世界一クリーンなフェスを目指す「HY SKY Fes 2025」で、BRINGの衣料品回収を実施しました。
2025.4.24
DAY1、DAY2のタイムテーブル。豪華な出演者の方々がフェスを盛り上げます!
その取り組みの一環として、BRING Material™を素材の一部に使用したオフィシャルTシャツの販売、スタッフTシャツへの採用、さらにグッズ販売会場にて、BRINGの衣料品回収を行いました。BRINGとして初めての、音楽フェスでの衣料品回収です。参加者の方々からの反応や、回収結果などを詳しくレポートします!
グッズ販売会場に設置された、BRINGの衣料品回収ブース。
BRINGの衣料品回収ボックスが、HY SKY Fesに登場!
衣料品回収は、DAY1(3月15日)の9時半にスタート。午前中はあいにくの雨模様でしたが、開場とともに多くの方々がフェス会場にいらっしゃいました。グッズ販売はリストバンド交換所の隣で行われていたので、フェスに訪れたほとんどの方が前を通ります。BRINGのスタッフも声を張り上げて衣料品回収をアピールしました。
結果的に、この日衣料品回収に参加してくれたのは10名ほど。ハチのマークの回収ボックスが、まるまる一つ埋まりました。やはりフェスでの衣料品回収は馴染みが薄く、事前に用意して持ってきてくださった方は多くありませんでした。それでもブースの前で足を止め、パネルを見てくださる方がいらっしゃったり、声をかけると、「知っていたら持ってきたのに...!」「明日も来るので、明日持ってきます!」などと話してくださる方もいたりして、翌日のDAY2に向けて広くご来場者様に周知できた一日だったと感じています。
そしてDAY2(3月16日)は、声かけの成果もあり、回収ボックス3箱分の衣料品が集まりました。最近引っ越しをされたということで、キャリーケースいっぱいに衣類を詰めて持ってきてくださった方や、東京から要らない服を持ってこられたという方もいて、スタッフの予想を大きく上回る結果となりました。冬服を持ってこられる方が多く、「マフラーやコートも回収してくれるんだ」という喜びの声をいただいたり、「どうせ処分するのであれば、リサイクルに回したい」「〇〇県にも回収拠点はあるのだろうか」と尋ねてくださる方もいたりしました。
この2日間、フェス会場で衣料品回収を行い、地域住民の方々を始めとする、フェスの参加者様からの反応の大きさをひしひしと感じました。告知方法の工夫次第で、もっと多くの方々に知っていただくことができ、音楽フェスのクリーンな取り組みとして衣料品回収が浸透していくのではないかという期待を持つことができました。
ブースで配布したオリジナルステッカーも大好評でした!
BRINGの衣料品回収は、全国の回収拠点で実施中です。今回参加したくてもできなかった方、この記事を読んで興味を持ってくださった方は、是非お近くの回収拠点に不要になった衣料品をお持ち込みください。面倒なお手続きはありません。タオルや下着等を回収できる店舗もありますので、是非ご活用ください。
BRING回収実施店舗はこちらからご検索ください
オフィシャルTシャツ&スタッフTシャツにBLANK APPAREL™が採用。
オフィシャルTシャツには、繊維由来100%の再⽣ポリエステル樹脂(BRING Material™)を素材の一部に使用した「BLANK APPAREL™」のTシャツボディが採用されました。今回発売された5種類全てのTシャツにBLANK APPAREL™のボディが使われており、それぞれAKIRA AOKIさん、ITOKiNさん、門秀彦さんの素敵なイラストがプリントされました。
Tシャツの襟ネームには、「BRING Beeマーク」が入っています。「BRING Beeマーク」は、昨年よりBRING / BLANK APPARELの一部の製品に導入されたマークで、ハチの周り記載された「COLLECTABLE」「RECYCLABLE」「RECYCLED MATERIAL」の3つの文字が、その製品が満たしている条件を示しています。
COLLECTABLE(コレクタブル)
BRING Beeマークが入った製品を販売/使用する方が、使用後に不用品となった製品を引き取り、リユース・リサイクルされる仕組みを整えていることを意味します。BRINGの衣料品回収を利用している場合も、これに含まれます。
RECYCLABLE(リサイカブル)
BRING Beeマークが入った製品が、マテリアルリサイクルおよびケミカルリサイクル によってリサイクルすることが可能であることを意味します。
RECYCLED MATERIAL(リサイクルド マテリアル)
BRING Beeマークが入った製品が、リサイクルされた原料を使用していることを意味します。
今回販売された5種類のTシャツには、3つ全ての文字が入っています。また、当日実施した衣料品回収のブースで、回収箱に描かれたハチのマークを見た方が、「Tシャツに入っているマークと同じだよね」と声をかけてくださいました。このように、回収拠点と製品の両方にハチのマークが描かれることで、回収拠点から製品販売まで繋がる循環の輪を連想させるという役割も担っています。皆さんも、製品にBRING Beeマークを見つけたら、「いつかはリユース・リサイクルしなくてはいけないな」と思い出していただけると嬉しいです。
HY SKY Fes 2025オフィシャルTシャツは、現在もオンラインストアにてご購入いただけます。
HYオンラインストア
運営スタッフの皆さんが着ていたTシャツにも、BLANK APPAREL™が採用されました。
HYとお客さんが手を取り合い、ともに「世界一クリーンなフェス」を目指す。
HY SKY Fesは「世界一クリーンなフェス」を目指す取り組みとして、「HeartY Clean 活動」を実施しています。会場内の販売物から出たゴミは、ゴミステーションにて分別回収を行い、お客者様の持ち込みの飲食物やキャンプ用品等から出たゴミは、会場で販売されている専用のゴミ袋に入れた状態であれば、ゴミステーションで引き取りが可能とのことでした。
さらに会場入り口では「SKY Fes 2025 × GARBAGE BAG ART WORK」デザインの、お持ち帰り専用ゴミ袋が無料配布されていました。これは会場で捨てることはできず、自宅にゴミを持ち帰るための袋です。今年はフェス開催中、雨が降ったり止んだりの天気だったため、地面に座るためのシート代わりや濡れた服や鞄などを入れる袋として活用されていた方も多くいらっしゃいました。
有志のお客様(HeartY Crew)とHYメンバーによるゴミ拾いも実施されていました。
今回このフェスに参加し、一番驚いたのは、地面にゴミがほとんど落ちていないことでした。私もHeartY Crewの皆様と一緒にゴミ拾いに参加させていただきましたが、ゴミを見つけるのが大変なほどでした。スタッフの方にお伺いしたところ、各日ライブが終了した後に、お客様が自発的にゴミ拾いをされていたそうです。HY SKY Fesのお客様は、本当に環境意識が高いのだと実感する出来事でした。
BRINGの衣料品回収に対しても、好意的な反応を示してくださった方が多かったことも、とても嬉しかったです。今後もHY SKY Fesやその他の音楽フェスやイベント等で衣料品回収を行い、衣料品回収やリユース・リサイクルについての認知度を高めていけたらと思います!
BRINGの衣料品回収や、リユース・リサイクルについて
執筆:熊沢 紗世
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