こんにちは。「HIVE by BRING」ライターの熊沢です。
寒い日々の中にも、少しずつ春の気配を感じるようになってきました。過ごしやすい気候なだけではなく、花や新緑を楽しむことができる春は、登山やハイキングのベストシーズンです。BRINGユーザーの皆さんも、暖かくなったらどこに行こうかと、うずうずしているのではないでしょうか。
【山でできるエコ活動】豊かな自然を守るために、登山やハイキングをしながらできること。
2025.3.7
初心者も挑戦しやすい春の登山ですが、気をつけたいのが“山でのマナー”。今回は特に、「エコ」や「サステナブル」を意識した山での過ごし方を一緒に考えてみましょう。
ゴミを出さないために、エコなアイテムを持ち歩く。
まず、明日から始められるのが、マイボトルやエコバッグを持ち歩くこと。山登りに限らず、普段の生活で使っているという方も多いのではないでしょうか。山登りには、軽くて丈夫なボトルがおすすめです。ソフトなプラスチック製で、コンパクトに折りたためるものもあります。
エコバッグは登山中に使うことは少ないかもしれませんが、下山後、温泉に行く時に着替えを入れたり、帰り道にお土産を入れるのに使ったりと、持っていると重宝します!BRINGでも、リュック、トート、ショルダーとして利用できる3WAY仕様で、使わないときはパッカブル仕様でコンパクトにできる「3WAY totepack⁺」を販売中です。
外側の中央にあるポケットがパッカブル仕様になっています。
また、折り畳むことはできませんが、デニム生地の「B totebag circular denim」も人気のアイテムです。A4サイズがすっぽり収まる使い勝手の良いバッグです。持ち手の部分が細すぎないので、肩に食い込みにくく、長時間の移動に最適。山頂で食べるお弁当を入れるのにちょうど良いかもしれません。ステッチのデザインが可愛くて、普段使いもできる優れ物です。
道中や山頂、キャンプ地などで食事をする方は、是非マイ箸やマイカップの持参を。フードロスを出さないために、自分が食べられる量の食料を持っていくことはもちろんですが、スープやラーメンの残り汁にご飯を入れて雑炊にするなど、最後まで食べ切るための工夫も大事です。さらに、使い終わった食器を川で洗うことで、食べかすや残り汁が流れ、山の生態系を壊してしまう可能性もあります。「これくらい大丈夫だろう」と思わずに、食器をティッシュやトイレットペーパーで拭いてから、袋に入れてそのまま持ち帰るようにしましょうね。「山で出たゴミは、全て持ち帰る」が基本です!
山の生態系を崩さないことは、山登りの鉄則!
山歩きをするときは、安全のためにも、環境を守るためにも、登山道を外れて歩いてはいけません。人が歩くことで、踏まれた植物がダメージを受け、土が踏み固められて硬くなり、新たな植物の種が飛んできたとしても、根を張ることが難しくなります。人間は、山を歩かせてもらっている立場。自然への影響は最小限に抑えたいですよね。同様に、ストックをつく位置にも注意が必要です。
また、山で拾った石や植物を持ち帰ることは御法度です。場所によっては、法律で禁止されている場合もあります。気になった植物があれば、傷つけないように写真を撮って、あとでゆっくり調べてみましょう。登山の記念が欲しいのであれば、麓のお店でお土産を買うのが良いですよ。あとこれは当たり前のことですが、山で出会った動物に勝手にエサを与えてはいけません。人間の食べ物は、野生動物たちの普段の食生活では得られない脂質などを多く含んでいるため、消化不良を起こし、病気などを発症してしまうこともあります。さらに一度人間の食べ物を口にした動物は、平気で人間に近づくようになってしまい、双方に危険が及ぶこともあるんですよ。
岐阜の伊吹山で、筆者が野生のシカに遭遇!遠くからそっと見守りました。
サステナブルな素材や加工方法で作られた、BRINGのアイテムたち。
BRINGでは、再生ポリエステルを使用した衣類を販売しているほか、撥水や染色といった加工もサステナブルな方法で行っています。
例えば、「Permanent ANORACK」は、ふらっと立ち寄った古着屋で見つけたような、クラシカルな風合いのアノラックを再生ポリエステル100%で再現。撥水加工はフッ素フリーのパラフィンで行っています。
「新しい古着®︎ DRYCOTTONY Sweat Crewneck Pullover」と「新しい古着®︎ DRYCOTTONY Sweat Hooded Pullover」は新品のスウェットを製品染めし、「1点もの」の特別感を再生ポリエステルで表現しました。製品染の染料には、竹炭、ぶどうの絞り殻、玉ねぎの殻など天然成分由来のものを使用しています。
同じく「新しい古着®︎」シリーズの「新しい古着®︎ DRYCOTTONY TEX.TRAIL SWIM Shorts 2.0 feat. waste pocket」は、メッシュ素材のゴミ拾い用ポケットが付いています。身頃生地は撥水加工が施されており、少し濡れたゴミを拾ったとしても、湿気を通しにくい仕様となっていますよ。
ここまで様々な山でできるエコなアイディアをお伝えしてきましたが、自分でも試してみたいことはありましたでしょうか。一つ一つ、私たちにできることから始めていきたいですね!
BRINGの直営店「BRING CIRCULAR TAKAO」(愛称:BCT)がある高尾山では、毎月第一土曜日に、月ごとに異なるコースを登りながら山頂や登山道でのゴミ拾いを行う「高尾山GREEN CLEAN作戦」が行われています。BCTのスタッフが参加することも!事前申込制で、どなたでも参加することができるので、気になった方はウェブサイトをチェックしてみてください。
ゴミ拾い活動の後は、是非下山後にBCTに立ち寄って、感想を聞かせてくださいね〜!
今回紹介したBRINGアイテム
執筆:熊沢 紗世
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