おかえりペットボトルアクションのロゴ

【ボトルtoボトル】ただいまを言えないペットボトルを、お迎えにいこう「おかえりペットボトルアクション」

2024.9.6

販売されたペットボトルのうち、約70%はペットボトルに帰れない。

日本では毎年約60万トン※1のペットボトルが販売され、回収率は90%※2、リサイクル率は80%※3を超えています。しかし、ペットボトルがペットボトルとしてリサイクルされている量は約30%※4。残りの70%は、もう一度ペットボトルになることができていません。BRINGは、「ボトルtoボトル」のリサイクル率を上げるため、ペットボトルを回収してペットボトルに循環させる「おかえりペットボトルアクション」を推進しています。

2022年度ペットボトルリサイクル推進協議会による統計

2022年度ペットボトルリサイクル推進協議会

※1,3:リサイクル量の算出 https://www.petbottle-rec.gr.jp/data/calculate.html

※2:回収率推移 https://www.petbottle-rec.gr.jp/data/transition.html

※4:再生PET樹脂の用途 https://www.petbottle-rec.gr.jp/data/use.html

おかえりペットボトルアクションに共感して応援する自治体では、ハチのマークのシールを配布しています。このシールを使って、あなたの身の回りのゴミ箱を「回収箱」に変えることができます。そしてペットボトルを集めたら、自治体の回収場所に持っていきましょう。集められたペットボトルは、BRINGのリサイクル工場や様々な工場でリサイクルされ、再生PET樹脂となって、もう一度ペットボトルに帰ってきます。

ゴミ箱にシールを貼って、「回収箱」に変える

神奈川県川崎市にある、リサイクル工場 ペットリファインテクノロジーについては、以前HIVE by BRINGの記事(「独自のケミカルリサイクル技術でペットボトルの水平リサイクルを実現する、ペットリファインテクノロジーを大解剖」)でもご紹介しました。

ペットボトルを資源として何度も循環することができれば、新しく化石由来資源を掘り起こすことなく、製造時のCO2の削減にも寄与します。そのため、何度でもペットボトルとして帰ってこられる「ボトルtoボトル」の水平リサイクルが今、注目されているのです。

ペットボトルをリサイクルする方法は2つ。

ペットボトルはリサイクルの優等生。主に2種類の工程を経て、循環されます。

ケミカルリサイクルの説明

【ケミカルリサイクル】

ペットボトルを分子レベルで分解し、再生します。ペットリファインテクノロジーではこちらの技術を使い、ペットボトルを再生PET樹脂にリサイクルしています。洗っただけでは落ちない色や、目に見えない汚れ、分子レベルの不純物を取り除くことができるため、回収したペットボトルを何度でも循環させることが可能です。

メカニカルリサイクルの説明

【メカニカルリサイクル】

ペットボトルを破砕し、洗って、溶かして、新しいペットボトルの原料を作るのがメカニカルリサイクルです。日本国内には様々なメカニカルリサイクル工場があります。

※メカニカルリサイクルはマテリアルリサイクルと呼ばれることもあります。

どちらの方法でも、「ボトルtoボトル」のリサイクルは推進されています。

意外と知らない!? ペットボトルの正しい出し方。

ペットボトルがリサイクルされるためには、正しい方法で回収場所に持ちこまれることが重要です。ペットボトルを資源ごみとして出す場合や、回収箱に入れる場合は、以下の点に注意しましょう。

1. キャップ、ラベル、ペットボトル本体に分ける。

キャップやラベルは、自治体のルールに従って分別しましょう。

2. 汚れを洗浄する。

汚れたペットボトルは、基本的に資源ごみには出せません。調味料や油汚れなど洗っても汚れが落ちにくい際は、各自治体の指示に従って別のごみに分けて出しましょう。


今後、「おかえりペットボトルアクション」に参加する自治体では、回収拠点にハチのマークが表示されていたり、ハチのマークのシールが貼られた回収箱が設置されたり、ハチのマークをプリントしたゴミ収集車が走ったりする予定です。

あなたの街では、どのような方法でペットボトルが集められ、リサイクルされているのでしょうか。是非一度、皆さんのお住まいの自治体のホームページなどで調べてみてくださいね!

BRINGが行う「ボトルtoボトル」リサイクルについて

詳細はこちら

https://bringbottle.jeplan.co.jp

 

お問い合わせはこちら

https://bringbottle.jeplan.co.jp/contact

執筆:熊沢紗世

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