丹沢縦走で2日間BRING T-shirtを着た結果、【速乾/着る除湿】が想像を超えてきた!

2024.7.26

着られなくなった服を回収してリユース・リサイクルするアパレルメーカー「BRING(ブリング)」。

独自の技術によってポリエステル繊維の服から再生されたポリエステル、「BRING Material™(ブリングマテリアル)」を採用した、サステイナブルで高機能なアイテムをリリースしています。
どんなギアも自分で試したい、山歩き好きなライター「tsuki」が「BRING T-shirt Basic DRYCOTTONY.」を丹沢縦走で2日間着用。発見した魅力を、余すことなく紹介します。

服からつくられた服

みなさんは、世界のファッション産業から排出されるごみが、年間9200万トンにおよぶと言われているのを知っていますか?

繊維生産量の中でも約6割(5200万トン)を占めているポリエステルに注目し、独自の技術によってポリエステルのリサイクルを実現したのが、BRINGです。

石油由来のポリエステルと変わらない品質で再生されたポリエステル、「BRING Material™(ブリングマテリアル)」を採用したアイテムは、その機能性の高さから、アウトドアシーンを中心にファンを増やし続けています。

BRINGのアイテムは、恵比寿と高尾にある直営店、オンラインストアから購入することができる他、一部のアイテムに関しては、アウトドアセレクトショップなどでも販売されています。

オンラインストアで商品を購入すると、1回の購入につき1枚の回収封筒が同梱されているので、リサイクルも簡単です。

また、取り組みに賛同して回収を実施している回収拠点はスポット開催を含め2,624(2024年7月1日現在)もあります。近くに回収場所がある場合は、直接持って行って、回収してもらいましょう。

昨今、リユースやリサイクルで古着を扱う店舗が全国的に増えて、一大ムーブメントを巻き起こしています。BRINGの「服から服をつくる®︎」という新しい発想、そして人や環境にやさしい取り組みにも今後一層注目が集まりそうです。


2日間のフィールドテスト、舞台は丹沢山塊

6月上旬、高機能なアウトドアウェアの本領を短期間で実感するために、2日間の丹沢縦走を決行。
ヤビツ峠から表尾根を歩いて塔ノ岳に登り、山頂の尊仏山荘で一泊し、翌日は大倉尾根から大倉バス停に下山するルートです。

2日ともよく晴れて、山の上でも日中は20℃近く、街中では最高気温29℃の予報。
Tシャツが持っているという “ 高い吸水速乾性 ” を確認するにはベストな条件でした。

2日間実際に着用したTシャツとアンダーウェアはこちら。
「BRING T-shirt Basic DRYCOTTONY.」は身長167cmでSサイズを着用。
「アミアミ」の愛称でお馴染み、MILLET(ミレー)の「ウィメンズ ドライナミック」メッシュタンクトップ」に、BRINGの人気アイテム「WUNDERWEAR 70/30」です。

「WUNDERWEAR 70/30」は、なめらかな肌触りと防臭性、調温性のあるメリノウール70%、リサイクルポリエステル30%の混紡アンダーウェアで、Tシャツよりも以前から長く愛用していました。


快感を覚える驚異の速乾性

懸念していたのは、汗をかいたことによる肌への張り付きと不快感です。
吸水速乾を謳っていても、長時間の汗濡れによって飽和し、速乾性が著しく低下してしまうTシャツも過去に何度か経験したことがあったので、「吸水速乾」には少し懐疑的でした。

山に入り、二ノ塔の手前で一度ザックを下ろしました。
まだまだ序盤もいいところですが、画像の通り、しっかりと汗をかいていることがわかります。
背面は空気の通りが悪いため、こうなることは必然です。

しかし、この見た目に反して肌はドライで、撮影してみて、こんなに汗をかいていたのかと驚きました。

脇はどうでしょうか。
同じくらい汗をかいているはずですが、汗じみがありません。
正確には、あることにはあるけれど、画像では見えないくらいとても薄いのです。
表面も裏面も完全に乾いている状態に近く、非常に快適。これは空気の通りの違いでしょう。

10分程度のんびりしましたが、その間に背中の汗じみはほぼ消えていました。

2日間で「汗をかく→吸水速乾」を何度も繰り返しましたが、心配していた飽和状態が起こることはありませんでした。


日常とアウトドア、両使いが叶う一着

綿のようなやわらかさと肌触り、日常に馴染むシルエットもこのTシャツの魅力的なポイントでしょう。
率直に、両使いが叶う一着だと感じました。

使用前に口コミ等で、使用感の情報は得ており、ストレッチ性の弱さ、肩の縫い目がザックと干渉する違和感、毛玉問題などが挙げられていたため、今回のフィールドテストでは意識してチェックしていました。

ストレッチ性の弱さはやや感じるところでした。
そもそも登山が、ザックを背負っていたり、アクティブに動いたりするため裾の持ち上がりを気になりやすいのです。後ろ身頃が長いバックテールデザインが施されているため、日常使いでは問題ないと感じます。

縫い目の干渉は体感に個人差があるでしょう。
今回は水を4L持参したため、肩にかかる重さもそれなりでしたが、干渉からくる違和感や痛みはありませんでした。

毛玉に関してはハーネス部分の擦れに注意しましたが、今回のテストでは判断しかねるため、今後の使用で変化を見たいところです。

今回、2日間のフィールドテストを経て、「BRING T-shirt Basic DRYCOTTONY.」は、「また着る」と言える一着になりました。

今回着用したアイテム

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