冬キャンプ初心者の服装は何がいい?寒さ対策や寝る時の服などを解説

2024.11.29

冬キャンプでは寒さ対策をしなければならず、どのような服装を選べばいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。

寒さ対策ができる服を着用しないと、キャンプ中に体調を崩しやすいため注意して選びましょう。

本記事では、冬キャンプを楽しく快適に過ごせる「おすすめの服装」を紹介します。

寒さ対策ができる服装や寝る時におすすめの格好まで解説するので、冬キャンプ初心者は服を選ぶ参考にしてみてください。

なお、キャンプの服装は季節によって変える必要があります。それぞれの季節にあった服装は、以下の記事で紹介しています。

【内部リンク】
キャンプ 服装 夏(準備中)
秋キャンプにおすすめの服装は?ファッション性と寒さ対策・機能性を両立させよう

【BRING】は全国から古着を回収し、ポリエステルをケミカルリサイクルして何度でも循環できる服を作っているブランドです。アウトドアでも活躍する機能性の高いアイテムが揃っています。冬キャンプにあった服装を探している人は、ぜひオンラインストアで商品をチェックしてみてください。
BRINGオンラインストアはこちら


冬キャンプの服装の基本はレイヤリング

冬キャンプの服装の基本は、レイヤリングです。

レイヤリングとは英単語の「layering」で、日本語では「重ね着」といった意味合いをもちます。

以下のように重ね着して、体を温めます。

●   ベースレイヤー:衣類の中でもっとも肌に近い服(インナー)
●   ミドルレイヤー:インナーとアウターの中間にある服
●   アウターレイヤー:一番外側の服

服を重ねて着ることで保温性を高め、冬キャンプ中の寒さを和らげます。素材によって体の温まり方が変わるため、どのような服装を重ねるべきか理解しておくのがポイントです。

むやみやたらにレイヤリングしても、体を温め過ぎてしまう・動きにくくなるなどの問題が発生するだけです。

暑くなって汗をかき過ぎると、体温が下がり過ぎて体調を崩してしまうおそれがあります。また、動きにくいと、機敏にテントを設営したり料理したりできず、ストレスが溜まるかもしれません。

服の素材・特性を理解して、通気性や速乾性、伸縮性 などが高いものを重ね着するといいでしょう。

冬キャンプを快適に過ごすには、気温に応じてどのような服装にすればいいのか理解しておくことが大切です。

なお、キャンプ中の服装については、以下の記事で初心者でもわかりやすく解説しているので参考にしてみてください。
【内部リンク】
初心者でもキャンプの服装に失敗しない!4つのポイントと季節別コーデ


【気温別】冬キャンプのおすすめ服装例

冬キャンプの際には、以下のように気温によって服装を変えると快適に過ごせます。

●   気温10℃〜15℃未満
●   気温5℃〜10℃未満
●   気温5℃以下

気温によって着ていく服装が異なるため、冬キャンプの場所に応じたものを選べるよう知っておきましょう。

気温10℃〜15℃未満の服装例

気温10℃〜15℃未満に、おすすめの服装の組み合わせ例は、以下のとおりです。

●   インナー
●   長袖Tシャツ
●   シャツ
●   スウェットシャツ
●   フリースジャケット
●   アウトドアパンツ
●   ウインドブレーカー

10℃〜15℃未満の気温は、東京都の3月や11月下旬、12月上旬あたりの寒さと同じです。

分厚い上着を着用しようかどうか、迷うくらいの寒さと考えるといいでしょう。日中の気温が10℃〜15℃なら、曇りや夜はもっと寒くなると考えておかなければなりません。

気温が下がってもいいよう、厚手の上着も準備しておくと安心です。

気温5℃〜10℃未満の服装例

気温5℃〜10℃未満に、おすすめの服装の組み合わせ例は、以下のとおりです。

●   インナー
●   ニット
●   フリースジャケット
●   アウトドアパンツ
●   ダウンジャケット
●   手袋
●   ネックウォーマー
●   レッグウォーマー

5℃〜10℃未満の気温は、東京都の12月中旬〜2月あたりの寒さと同じです。

かなり寒い気温で、晴れていてもダウンジャケットを着たくなるような寒さです。重ね着の重要性が高くなるため、ベースレイヤーやミドルレイヤーの保温性や通気性まで検討して服を選ぶ必要があります。

末端の寒さ防止対策として、手袋・ネックウォーマー・レッグウォーマーも用意したほうがいいでしょう。

気温5℃以下の服装例

気温5℃以下に、おすすめの服装の組み合わせ例は、以下のとおりです。

●   インナー
●   ニット
●   フリースジャケット
●   レギンス
●   ダウンパンツ
●   ダウンジャケット
●   手袋
●   ネックウォーマー
●   レッグウォーマー

5℃以下の気温は、東京都の年間で数回あるかどうかの寒い日と同じです。

平野部でも雪やみぞれが降ったり、地面が凍ったりするような気温です。5℃以下ともなると、重ね着だけでは寒さを防げなくなるケースがあるので、カイロや湯たんぽなどの防寒用アイテムを用意しておきましょう。


冬キャンプの服装を選ぶ時のポイント

どの服を着て冬キャンプすればいいのかわからない時は、以下のポイントを考慮して服装を選びましょう。

●   内に着こむベースレイヤーは保温性が重要
●   中間着にあたるミドルレイヤーも保温性を重視
●   一番外側になるアウターレイヤーは焚き火に備え難燃性を確認
●   防寒用に靴やソックスは保温性を重視
●   手袋は耐水性・耐風性 も考慮

冬キャンプにあった服装のポイントを押さえておけば、服選びに悩まなくて済むはずです。

内に着こむベースレイヤーは保温性が重要

重ね着のベースとなる服装は、保温性に優れたものを選びましょう。

肌と服の間の熱を逃さず、出てしまった汗をすぐに吸収し湿気を逃してくれる服であれば、快適に過ごせます。

代表的な素材はポリエステルで、速乾性に優れています。とくに、アウトドア用の高機能な肌着は、外で過ごすのを前提に作られており、通気性・速乾性に優れるためおすすめです。

保温性の高いインナーを重ね着するのもいいでしょう。

冬キャンプ時のベースレイヤーとしては、BRINGの「BRING T-shirt Basic DRYCOTTONY.」がおすすめです。

BRING T-shirt Basic DRYCOTTONY.は、ポリエステルのもつ速乾性や吸湿性と、コットンのような柔らかな肌ざわりが魅力のTシャツです。重ね着して汗をかいても、快適に過ごしやすくなっています。

中間着にあたるミドルレイヤーも保温性を重視

ミドルレイヤーは、保温性を重視しましょう。

ベースインナーが逃してしまった熱を、ミドルレイヤーでしっかりと受け止めれば寒さを緩和できます。

ミドルレイヤーに向いているのは、フリースジャケットやインナーダウンです。

とくにアウトドア用のフリースは、高い保温性・吸湿性・速乾性・軽量性・ストレッチ性を兼ね備えているためおすすめです。

なお、重量のあるミドルレイヤーは避けましょう。重い服を着ると動きにくく、調理や火起こしの際に不便です。重さから、疲れやすくなって全力で楽しみにくくなるのもデメリットだといえます。

重い・動きにくいからとベースレイヤー・アウターレイヤーだけで重ね着してしまうと、十分に寒さ対策できなくなるおそれがあるため注意しましょう。

冬キャンプのミドルレイヤーとして、BRINGの「WUNDERWEAR CREWNECK」がおすすめです。

WUNDERWEAR CREWNECKにはウールが70%混紡されており、非常に高い保温性を誇っています。指ぬきつきのため、動いても袖がズレにくく暖かったり、手のひらを冷やさず細かな作業ができたりと、冬キャンプのミドルレイヤーにぴったりなデザインです。

一番外側になるアウターレイヤーは焚き火に備え難燃性を確認

アウターレイヤーは外側の服であり、耐風性や防水性の高いものを選択しましょう。

冬は風が強いうえに、雪やみぞれによって濡れてしまうケースもあります。風を通してしまったり、水が浸透してしまったりすると寒さ対策になりません。

ウインドブレーカーのように撥水加工してあり、風を通さない服が合っているでしょう。

また、焚き火をするのであれば、難燃性の高い服装を着るのも大切です。燃えやすい素材を着ていると、舞った火の粉で延焼してしまうおそれがあります。

アウターレイヤーは、BRINGの「Permanent ANORACK」がおすすめです。

Permanent ANORACKは、フッ素フリーのパラフィンで撥水加工しており、高い撥水性を誇ります。また、フードやポケットの裏側はメッシュ生地で、服の中に溜まってしまった湿気を逃してくれ、快適なキャンプを過ごせます。

防寒用にシューズやソックスは保温性を重視

防寒用のシューズやソックスは、保温性を優先して選びましょう。

寒さは地面から上がってくるため、シューズやソックスも寒さ対策しておかないと快適に過ごせません。ウールやカシミヤなどは、保温性に優れた素材がおすすめです。

また、雪やみぞれでぬかるんだ地面を歩く可能性もあり、靴は耐水性も重視することが大切です。

足が冷えると体全体も冷えるため、シューズやソックスは防寒対策の重要なアイテムといえるでしょう。

ソックスのおすすめは、BRINGの「WUNDERWEAR SOCKS」です。

WUNDERWEAR SOCKSは、高い防臭性と調温性があるメリノウールを使ったソックスです。テントの中に入る際には靴を脱ぐ必要があるので、靴の中が蒸れやすい冬はニオイ対策が必須です。調湿性に優れているおかげで、蒸れを抑えてニオイを予防してくれるのも魅力です。

また、再生ポリエステルを混紡しており速乾性が高く、雪で濡れても乾きやすくなっています。

耳当て・帽子や手袋は耐水性・耐風性も考慮

気温によっては、服装だけでなく耳当てや帽子、手袋の着用も大切です。

耳は冷えやすいため、帽子やマフラー、耳当てを活用して温めましょう。耳を温めると全身の血行がよくなり、体温を保ちやすくなります。

また、手袋については、以下の特性を重視しましょう。

●   防寒性
●   耐水性
●   耐風性

耐水性がないと、雪のついたアイテムを使う時に手が濡れてしまいます。加えて、耐風性が低いと、風が吹くたびに体温が奪われてしまいます。

服装だけでは寒さ対策できないような気温で冬キャンプするなら、帽子や手袋にまで気を遣っておきましょう。

帽子でおすすめしたいのは、BRINGの「B bucket hat circular denim」です。

B bucket hat circular denimは、ポリエステルデニム生地で作られており、頭を温めてくれるだけでなく速乾性に優れています。内側にアジャスターがついており、サイズ調整が可能なのも嬉しいポイントです。


【男女別】冬キャンプのおすすめ服装例

冬キャンプに合った服装は、人それぞれ違います。

ここでは、以下のように大まかな分け方で、冬キャンプにおすすめの服装を紹介します。

●   おすすめのメンズ服
●   おすすめのレディース服

冬キャンプの服装選びに困った人は、男女別のおすすめコーデを参考にしてみてください。

冬キャンプの服装におすすめのメンズ服

寒さ対策としてジャケットやダウンに加え、伸縮性といった機能面も考えてフリースジャケットを用意しておくのもいいでしょう。

焚き火をする際に難燃性が低いフリースジャケットを着用すると危険なため、焚き火用のポンチョを活用することも大切です。

小物としてバケットハットやニットキャップを用意すれば、寒さ対策とともにおしゃれな雰囲気もつくれます。

テントの設営など作業がしやすいように伸縮性が高い服装を選択しつつ、ファッション性も考慮していきましょう。

冬キャンプの服装におすすめのレディース服

冬のキャンプでもおしゃれをしたい人は、ボアベストを選択するといいでしょう。

ボアベストとは、羊や犬などの生地で作られている、もこもことした毛並みがかわいいベストです。保温性が高いうえに、おしゃれな重ね着コーデを楽しめます。

ただ、レイヤリングを楽しむのであれば、着ぶくれを防止できる服を選ばなければなりません。

着ぶくれを防ぐには、ベースレイヤー・ミドルレイヤー・アウターレイヤーの適切なサイズを把握して、厚みが出ないよう工夫する必要があります。ジャストサイズのインナーを着用すれば、隙間ができにくく着ぶくれを防げます。

また、マフラーや帽子を用いれば、防寒対策しながら冬らしいおしゃれを楽しめるでしょう。服装の色に合わせるのもよし、マフラーや帽子をアクセントとして利用するのもいいですね。

ただし、マフラーは垂れ下がりやすく、焚き火で燃えやすいアイテムなので、難燃性の高いものを選び巻き方にも注意しましょう。

女子キャンプの服装についてより詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
【内部リンク】
キャンプ 服装 女子 (準備中)


冬キャンプで寝る時の服装

冬キャンプの際は、日中と寝る時の服装を変えましょう。日中と同じ服装で寝てしまうと、安定した体温が維持できず体調を崩すかもしれません。

冬キャンプで寝る時には、薄手の服を着て寝袋に入ります。「寒いのでは?」と思われるかもしれませんが、薄手の服は体の熱を放出しやすく、寝袋内の温度を高めて体温に近い温度で安定し寝やすくなります。

反対に、ダウンジャケットのような保温性の高いアウターを着て寝袋に入ると、服と寝袋の間に熱がこもりにくく、寝袋内の温度が低いままで眠れなくなるでしょう。

冬キャンプで寝る時には、吸湿発熱素材の薄手の服装で寝袋に入るといいでしょう。


冬キャンプの防寒対策になる持ち物

服装以外にも、防寒アイテムを揃えることで冬キャンプを快適に過ごしやすくなります。

防寒対策できる必需品と、あったほうがいいものは以下のとおりです。

必需品

あったほうがいいもの

テント

ブランケット

寝袋(シュラフ)

ゴム手袋

キャンプマット

カイロ

ランタン

湯たんぽ

焚き火台

ガスコンロ

アウトドアコット

調理器具

テントシューズ

ガストーチ

ヘッドライト

ストーブ

ハチェット

耳当て

救急セット

手袋

フリース

ネックウォーマー

防寒用ブーツ

レッグウォーマー

ニットキャップ

 

アイテムひとつの有無だけでも、冬キャンプ中の快適さに大きな違いが出ます。たとえば、ゴム手袋があれば、冷たい水での洗い物も苦になりません。ブランケットがあれば、気温の変化に合わせやすくなります。

荷物に余裕があれば、あったほうがいいものも揃えておきましょう。


冬キャンプで活用できる防寒テクニック3選

冬キャンプでは、以下のようなテクニックを使えば、服装以外でも寒さ対策できます。

1.   頭の防寒対策をしっかりと行っておく
2.   万が一に備え予備の着替えを持っておく

冬のキャンプ場は厳しい寒さになるケースもあるため、さまざまな方法を利用して寒さを防ぎましょう。

1.頭の防寒対策をしっかりと行なっておく

体の熱は頭からも出てしまうため、体以外の寒さ対策も行なっておきましょう。

熱は体の至るところから逃げてしまうため、足や体だけ寒さ対策していても、頭から熱が逃げてしまって効果が低くなります。冬キャンプする場所の気温が低いほど、バケットハット
やニットキャップなどで頭部を温めましょう。

2.万が一に備え予備の着替えを持っておく

服が濡れてしまったり、汚れてしまったりした時のことを考え、予備の服装を持参しておきましょう。

山の天候は移り変わりが激しく、日中暖かくても、夕方過ぎに雪やみぞれが降るケースもあります。濡れたまま過ごすと体の熱を奪われて危険なため、乾いた予備の服に着替えましょう。

また、着替えだけでなく、急激に寒くなってもいいように防寒用の服も用意しておくことが大切です。さまざまな気温に対応できるようにしておけば、冬キャンプでも寒さを感じずに過ごせます。


冬キャンプにあった服装を理解しアウトドアを楽しもう

冬は気温が低くなり、レイヤリングしなければ日中でも寒さを感じます。しかし、どのような服を重ね着すればいいのか理解していないと、汗をかいてかえって寒くなるかもしれません。

気温によって着ていくべき服装が変わるため、冬キャンプする場所の温度がどのくらいか調べて適切な服を選びましょう。また、服装だけでなく冬キャンプにあったアイテムを持参すれば、より快適に過ごせます。

冬のアウトドアでも着用できる、機能性の高い服を着たい人には「BRING」がおすすめです。重ね着して体を暖めるのに適した服や、水に濡れてもすぐ乾く素材の服などを取り揃えているので、ぜひオンラインストアをチェックしてみてください。
BRING公式オンラインストアはこちら