BRING TALK SESSION 01 | ハチマークの生みの親 新村則人(グラフィックデザイナー)-前編-

2022.12.19

BRINGディレクターの中村が、多彩なゲストとともに、BRINGにまつわるアレコレを語る対談企画。今回は、資生堂、良品計画等、数々の広告デザインを担当し、BRINGハチマークの生みの親でもあるグラフィックデザイナー 新村則人さんをお迎えし、ハチマーク誕生秘話やエコロジーなデザインに多く携わる理由を伺いました。


新村則人 | Norito Shinmura

1960年山口県生まれ。松永真デザイン事務所、I&SBBDOを経て、新村デザイン事務所(現garden)設立。主な仕事に資生堂、無印良品、サッポロビールなど。JAGDA新人賞、ニューヨークADC銀賞、ブルノ国際デザインビエンナーレ金賞、東京ADC賞など受賞。

中村崇之 | Takayuki Nakamura

株式会社JEPLAN 営業業務部 プロダクトマーケティング課 課長  1982年生まれ。2006年、東京造形大学メディア芸術専攻卒業。2008年、早稲田大学大学院国際情報通信研究科修士課程修了。2010年、日本環境設計株式会社入社。入社時よりBRING™FUKU-FUKU)ブランドマネージャーを担当。現在、プロダクトマーケティング課課長。マネージャー、事業開発、ブランディング、ディレクション、企画、MD、D2Cを担当。

ハチが蜜を集めるように、みんなで服を集めよう

 

中村 BRINGハチマークの誕生は、2009年、国の「繊維製品リサイクル調査事業」として行った「FUKU-FUKUプロジェクト」(繊維製品を回収し、バイオエタノール等ににリサイクルする企業連携プロジェクト。現在のBRING回収の前身)に遡ると聞いています。その頃僕はまだ入社していなかったのですが、ハチのアイディアは誰が発案したのでしょうか。

 

新村 ハチマークを最初に提案したのは新村デザイン事務所(現garden)です。「FUKU-FUKUプロジェクト」は、主に良品計画と日本環境設計(現JEPLAN)の協働企画でした。そこで、「無印良品キャンプ場」のグラフィックデザインをしていた僕に、プロジェクトポスターの話が回ってきたんです。プレゼンでいくつか提案をして、その中にハチマークを使用したものを入れていました。コンセプトは「集める」。“ハチが蜜を集めるように、みんなで服を集めよう”という意味を込めています。

「FUKU-FUKUプロジェクト」ポスター 採用案

その他の候補案

中村 その時採用されたデザインが、現在もBRING回収のシンボルマークとして使われているんですね。この13年間で服だけでなく、ペットボトルや布団まで運ぶハチさんが登場しましたが、ハチさんの大きさって一体どれくらいなんですか。

 

新村 痛いところを突きますね(笑)。ハチさんの大きさはいつも同じですよ。物が伸び縮みしています。身長15cmくらいで、両手のひらに収まるくらいのイメージです。

 

中村 趣味は「おしゃれ」ですよね。だから服を集めている...。

 

新村 でも人間の服は(サイズ的に)着られないですよね。

 

中村  着られないから、みんなの服を集めてリサイクルしようとしているんです。原料のポリエステルにまでリサイクルすれば、いつか自分に合ったサイズの服を作れるんじゃないかと。

 

新村 ハチさんのぬいぐるみを作る時は、一緒に着せ替えできるお洋服も作りましょう(笑)。


ハチさんプロフィール

【誕生日】
2009年6月22日

【性別】
女の子

【大きさ】
15cm×19cm

【体重】
80g

【好きなもの】
はちみつ・おしゃれ

【特技】
服の回収