BRINGスタッフが語る「DRYCOTTONY Tシャツ」と「WUNDERWEAR Tシャツ」着用レビュー

BRINGスタッフが語る「DRYCOTTONY Tシャツ」と「WUNDERWEAR Tシャツ」着用レビュー

今回は、BRINGで長く愛され続けているプロダクト「DRYCOTTONY(ドライコットニー)」「WUNDERWEAR(ワンダーウェア)」について、MDの木原さんと営業の髙橋さんに語ってもらいます。

■ 登場人物紹介

 木原(BRING MD)
 「BRINGの製品企画を担当。特に素材選びや着心地にはこだわりがあり、毎日着たくなる服作りを大切にしています。お酒が好き。」

 髙橋(BRING 営業)
「BRINGスタッフ兼アンバサダーランナー。OMM LITE 2019総合2位という輝かしい成績を持つトレイルランナーでありながら、アパレル業界に長く勤める。地球環境を脅かす大量生産・大量消費のシステムに疑問を感じ、2020年、BRINGへの転職」

■毎日着用したくなるDRYCOTTONY

木原:僕、DRYCOTTONYのTシャツは365日着てますね。ほんとに毎日。夏は1枚で、冬はシャツの下に着てます。普段着としてもランニングの時も、いつでも使えるんですよ。

髙橋:乾きやすいのに見た目がスポーティーすぎないから汎用性が高いよね。あと長く着れるのが嬉しい。昔は一般的な機能素材インナーを買ってたけど、黄ばむのが早くて1シーズンで買い替えてたもん。

木原:天然繊維100%だと、本来どうしても経年劣化が早いんですよね。DRYCOTTONYのTシャツは再生ポリエステルなのに、ちゃんとコットンの風合いもあって、かつ機能的。日常にも、アウトドアにも合うっていうのが魅力だと思ってます。

髙橋:そうそう。スポーツブランドのインナーって、“いかにも感”があるよね。ロゴが大きかったり、ピタッとしすぎてたり。DRYCOTTONYの生地は、普段の生活にすっと馴染む。

木原:そういうところが、お客様にも響いてるんだと思います。派手じゃないけど、確実にリピートされてる。なんなら「これしか着られなくなった」ってよく言われますからね。嬉しい限りです!

■スタッフの普段の使い方

木原:普段はDRYCOTTONY ヘビーウェイトTシャツをよく着ています。173cmでM-Lサイズを着ています。程よい厚みで、1枚でもインナーとしても活躍します!でもさすがにランニングの時はベーシックTシャツを着ますね。

髙橋:俺はベーシックTシャツの生地が好きだな。夏に一枚で着て、冬になったらそれがそのまま9分袖ロンTにシフトしていく感じ。それにWUNDERWEAR ミドルウェイトロングスリーブTシャツを重ねて、最後にダウンベストを羽織る。この3レイヤー構成が定番かな。

■DRYCOTTONYの魅力について

木原:冬も活躍しますけど、やっぱり夏!すごくいいですよね。高温多湿な日本ですし、汗も大量にかくじゃないですか。満員電車で人と触れると、少し衣類のベタつきが気になってたんですけど、DRYCOTTONYを着だしてからはそれが気にならなくなりました!さらっと着られるのがすごくいいなって思います。

髙橋:わかる。いつまでもベタベタしないし、乾くのも早い。前はトレランやってる時、スポーツメーカーの薄手のTシャツを着てたんだけど、吸水性には優れている反面、抜けが追いついてなくて、ペタッと肌に張り付く感じが不快だったんだよね。

木原:DRYCOTTONYは繊維が立っている生地なので、肌に張り付かなくて快適ですよね!

髙橋:そう、だから寒い時期に強い風が吹いたとき、汗冷えしすぎないのもいい。

木原:バランスがいいですよね。理由は説明しにくいけど、気づいたら毎年手に取っちゃう。衣替えのときに「あれ?このTシャツまた出てきたな」ってなります。

髙橋:あるある(笑)。昔着てたけど、着てないTシャツってとっておいても、結局タンスから出てこないじゃない?でもDRYCOTTONYのTシャツは毎年ちゃんと出番がある。一生分持ってるから、よく寝間着にもするんだけど、コットンのTシャツよりもやっぱりDRYCOTTONYを選んじゃうんだよね。寝る時に着るものに自然と選ばれるってことは、やっぱり快適ってことなんだろうな。

木原:わかります。気づいたらこればっかり着ちゃってます(笑)

■DRYCOTTONYのネガティブポイント

木原とはいえ、ちょっとネガティブなポイントも話しておきましょうか。お客様から「匂いが気になる」ってお声はたまに聞きますね。

髙橋:ああ、ありますね。人によってはちょっと臭いが気になるっていう声。それはBRING製品っていうよりは、ポリエステル素材の宿命みたいな部分があると思う。どうしても臭いが沈着しやすい性質があるから。

木原:あと、ザックで擦れて毛玉ができたというお声もありましたね。

髙橋:あったね。でもたくさん着ていて個人的にそこまで毛玉ができやすいとは感じないな。使用しているザックの形やフィット具合にもよるかもね。

■WUNDERWEAR Tシャツの魅力

髙橋:次はWUNDERWEAR Tシャツについて話そうか。現在WUNDERWEARの生地は【ONEフーディーに使われているニットもの】【スウェットに使われている裏毛生地】【ミドルウェイトロングスリーブTシャツに使われている生地】そして今日深掘りする【WUNDERWEAR Tシャツに使われている生地】の4種類があるよね。

木原:はい!再生ポリエステルとメリノウールを混合させた製品を「WUNDERWEAR」と名付けています。今年から販売しているTシャツの生地、夏にぴったりで最高ですよね。

髙橋:うん。高級感のあるハリ感とか、なめらかな肌触りとか、本当にすごいと思う。

木原:実際に使ってる糸のグレードも高いんです。ボクサーショーツで使ってるものと同じグレード。一般的には19.5マイクロンくらいのウールを使うことが多いんですけど、17.5マイクロンの細かいウールを使うことで、当たりがすごくやわらかくなります。

髙橋:実際最高に着心地がいいし、こればっかり着てる。この生地でTシャツのほかに、スリーブレスヘンリーネックを作ったけど、お気に入りは今も着ているヘンリーネック。今年は7割方これ。匂いもつきにくいし。汗をかくシーンでも気にならない。

木原:髙橋さん、3年前のサンプルで作ったスリーブレスも愛用してましたよね。

髙橋:うん。かなり着てる(笑)。アクティビティで活躍するのはもちろんだけど、インナーでも活躍するから冬も着てた。年中タンスにしまわず、出しっぱなし!3年着てるけど毛玉も出にくくて、本当に完成度が高い。

木原:あと、地味にありがたいのが「静電気が起きにくい」ってことですよね。ウールって冬場の静電気がすごいけど、WUNDERWEAR Tシャツの生地にはそれがない。

■WUNDERWEAR Tシャツののネガティブポイント

髙橋:これも本当に思いつかない(笑)値段がDRYCOTTONYの倍くらいするから、気軽に手を出しにくいところくらいかな。

木原:そうですね。こだわって作った分どうしても…

髙橋:まあ仕方ないよね。ただ少しでも気になってくれた方には勇気をもって試していただきたいなと思う。後悔させない自信がある。3年着たけど色落ちもほとんどないし、発汗量の多いアクティビティに使い続けているのに臭くならない。
*外干しの際、裏返して干している結果。

木原:あと、ウールってどうしても、着込むうちに使用感が強く出てしまうんですけど、このTシャツはポリエステルとのバランスがすごく良いので、ずっと品の良い状態で着れますよね。

髙橋:そうそう。うちってどうしてもボクサーショーツの知名度が先行しているけど、「良いのはボクサーショーツだけじゃないぞ」という印象をしっかり残してくれる名品だと思うな。

■アクティビティ時の使い分けについて

木原:髙橋さん、DRYCOTTONY ベーシックTシャツWUNDERWEAR Tシャツ、どちらを買うか迷っている方にはどうアドバイスしますか?

髙橋:DRYCOTTONY ベーシックTシャツは速乾性が高いのでランや川遊びなど発汗量の多いアクティビティや濡れる前提のレジャーの時に使用するのがおすすめ。しかも見た目も良いから、そのまま趣味をやめてしまっても普段着としても使える。価格も手頃だから、“とりあえず1枚欲しい”って人にぴったりです。

木原:たしかに!普段着としての見た目も成立してるから、“いかにも機能服”って感じが出ないのがいいんですよね。

髙橋:そうそう。あと、ファミリー層には1枚持っておいてもらいたいな。寝間着にもなるし、休日の散歩にも、子どもとの外遊びにも使えるから。うちのお義父さんにプレゼントしたんだけど、“着心地いいね”と喜んでくれたし、“これ”乾くの早い!ってお義母さんの方がもっと喜んでくれた(笑)。

木原:(笑)Tシャツはいくら持っててもいいですからね。プレゼントにも丁度いいですね!

髙橋:逆にWUNDERWEARは、趣味としてどっぷりアウトドアやってる人には全力でおすすめしたい。長時間着ても不快感が少ないし、シンプルだからどんなウェアとも合わせやすい。

■長く着てもらえるモノづくり

木原:僕らが大切にしてるのは、買ってもらって終わりじゃなくて、気づいたら、いつもこれ着てるって存在になること。誰かの暮らしのそばで、ずっと頼られる服でありたいんですよね。

髙橋:そうだね。洗濯のタイミングとか、汚れや臭いを気にせず着れて、振り返るとBRINGの洋服ばかり着てた、みたいな。

木原:そうですね。作り手としては毎年買い変えるようなTシャツよりも、2年3年と“長く着てもらえるモノづくり”。を目指しています。

髙橋:そして着られなくなったら、回収ボックスに入れてまた服に生まれ変わる。誰かの思いも引き継いでいくようで素敵だね。

木原:はい!そのためにもっと良いモノづくりをできるように頑張ります。今日はありがとうございました!

髙橋:ありがとうございました。

《DRYCOTTONYのTシャツを見る》

《WUNDERWEARのTシャツを見る》