INTERVIEW07 自然と共にある暮らし。山の中に建てるドリームハウス。| Jeff Jensen

2024.3.18

スポーツ・アウトドアブランドの卸売・販売をはじめ、アウトドアショップ「Moonlight Gear」の運営や、「OMM JAPAN」「(re) generate!」といったイベントプロデュースも手掛ける株式会社ノマディクス。BRINGとの関わりは長く、2019年には、BRINGTシャツをボディに使用したコラボレーションアイテムが、ノマディクスのオリジナルブランド「UNHALFDRAWING」から発売されました。

さらに、BRING CIRCULAR TAKAOでは、再生ポリエステルデニムを使用した、UNHALFDRAWING × BRING の「BE ALONG CHAIR」を数量限定で販売中です。

今回は、ノマディクスで海外ブランドとの仲介役を務め、プライベートでもBRINGTシャツを愛用してくださっているJeff Jensenさんが、とある山にDIYで自宅を建設中との噂を聞きつけ、お話を伺いにいってきました!

株式会社ノマディクス 代表取締役 / オーナー Jeff Jensenさん

どのような経緯で、この場所を見つけたのですか。

Jeff 僕が生まれたカナダのバンフは、カナディアン・ロッキー山脈の入り口にある街で、幼い頃から豊かな自然が身近にありました。そのため、いつしか山の中で暮らすことを夢見るようになり、野生動物がたくさんいて、川が近くにあり、畑もできるような暮らしに憧れていました。日本に来て約30年。いよいよ理想の場所を探そうと思ったとき、まずは中で寝泊まりできるような移動車を作りました。ベッドや冷蔵庫など、生活するための設備を備えていて、十分な収納スペースやシャワーもあります。

カウンターには、秋田県産の木材を使用。この時駐車していた場所にすすきが生えていたので、切らずにカーテン代わりにしている。

僕が土地を探す条件は、水に恵まれていること、標高が高いこと、ロッククライミングができること、そして、人があまりいないことでした。Google Earthでこの車がギリギリ入れるくらいの細い道を探しては、実際に行ってみるということを繰り返していました。この場所に辿り着いたときは、一目で気に入りましたね。周りに民家が少なく、静かで、山の稜線もすごく良いんですよ。昔は500人くらい住む集落だったらしいのですが、今はこのあたりに人が住んでいる家は3軒だけです。空き家ばかりが残されています。この土地も、ちょうど譲り先を探しているとのことだったので、迷わず買ってしまいました。

キツネ、リス、シカといった野生動物や、珍しい野鳥もいるという。

川ではヤマメやアユが釣れる。かつては、清流を利用してワサビなどが作られていた。

端から端まで歩いて、15分くらいの広さの土地です。敷地内にある古い旅館は、もう住める状況ではないので、取り壊して大きなドリームハウスを建てようと考えています。その家には、大きな暖炉を置き、猟で得た獲物を解体できるスペースも作りたいです。旅館の梁はまだ使えるので、壊すときに残しておいて、新しい家を建てるときに再利用しようかと思っています。川のそばには畑やサウナも作りたいし。でも、いつできるか分からない(笑)。僕は自分を「プロフェッショナルドリーマー」と呼んでいます。

これはスケートリンク。この時はまだ氷が張っていないが、後日アイスホッケーをするJeffさんの動画が届いた。

設計もご自身でされているのですか。

Jeff 僕の設計は、まずノートにスケッチを描き、作業を進める中で修正を加えていくスタイルです。カナダでは、大工さんのアシスタントのような仕事をしていました。下っ端だったけれど、それなりに知識を身に着けることができ、その経験を活かして、これまでも自宅の家具をDIYしてきました。自分が快適に過ごせる空間を、自ら作り上げることに楽しさを感じています。

その場所の地形や自然を生かした設計を心がけている。階段は土の下に、枝や枯れ葉を敷き詰めて作る。杭を打たないので山に優しい。

日本では、ノマディクスのほかにも様々な事業をされていると聞きました。

Jeff 最初はラフティングの会社を起こしました。次に小さなボルダリングジムを。カナダにいたときからボルダリングが趣味で、日本でも24時間トレーニングできるジムが欲しいと思ったからです。ノマディクスは、そのジムの会員だったみんなと立ち上げました。さらに、「みらいの森」というNPO法人の設立にも携わりました。「みらいの森」は児童養護施設で暮らす子どもたちのために、アウトドアプログラムを通じて生涯の糧となる体験を創り出し、幸せで実りある成長をサポートする団体です。僕は副理事をしながら、アウトドアプログラムの企画を担当しています。

BRING Tシャツを56枚持ち、毎日ローテーションで着ているそう。最近は「新しい古着®」シリーズがお気に入り。(現在は、スウェットフーディのみ販売中)


UNHALFDRAWING × BRINGの限定チェアや、新しい古着シリーズが気になった方は、是非BRING CIRCULAR TAKAOで実物をご覧ください!

BRING CIRCULAR TAKAO

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