「完璧じゃなくていい」――お客様と一緒につくるリペアの時間
皆さんこんにちは!
BRINGニュウマン高輪店の店長みやたけです!
いきなりなんですが、
リペアカフェやりたい。
そんな思い付きを形にしてみました!
というのも・・・
先日プライベートで行ったワークショップで「リペアカフェ」に初参加。
穴があいたお洋服や、シミがついてしまった洋服を自分自身でなおしてみるワークショップだったのですが、他の参加者さんや主催の方とお話ししながらダーニングという方法でお直しをしてみたら、意外に没頭して2時間あっという間でした。
参加後、「これはBRINGニュウマン高輪でもやりたい!やるべきだ!!」と思い、
それにはまずはチーム内からだ!ということで早速BRINGチーム内で実施してみました。
余談なんですが、BRINGメンバーは本当にフッ軽でノリが良いんですよね~!
誰かが何かをやりたいと言えば、
すぐにみんな参加してくれる、
みんな手伝ってくれる。
そしてみんな「ものを大切に長く使いたい」というのが、共通項であります。
普通、アパレルブランドだとどんどん買い替えさせたいと思うわけですが笑、
私たちは、商品を購入頂いてからお客様とのストーリーが始まると考えています。
つまり商品の寿命が長ければ、お客様とのストーリーも長く続く、わたしたちはBRINGをそんなブランドにしたいのです。
私たちの考えるリペアカフェの理想は、
壊れたモノを直すというより、“一緒に手を動かしながら、モノとの関係を見つめ直す”時間をつくること。
そんな思いでBRINGニュウマン高輪店ではリペアカフェを月1回の定例で実施していこうと思っています!
プロの修理と「共創リペア」の違い
さて、みなさんは「リペア」と聞いて何を思い浮かべますか?
「修理」「お直し」・・・
私はリペアと聞くと「自分でやるお直し」「手仕事」のニュアンスが入ったイメージが浮かんできます。
実はこれまでもBRINGでは、修理やお直しの依頼は少なくありませんでした。
そしてお問合せが多いほど、修理をして長く使いたいと思うお客様が多いほど、BRINGでも修理サービスを実装させたい・・・しかしなかなか仕組化できずもやもや・・・
という時期が続いておりました。
もちろん「プロの手で完璧に直す」ことも大切です。
(こちらのサービスも引き続き検討中です。)
でも、私たちはそこにまた別のアプローチで、別の価値を見出したいと考えています。
それは――お客様自身がリペアに参加する体験です。
不器用でも構わない。
むしろ、その“ぎこちなさ”の中にこそ、モノへの愛着やストーリーが生まれる。
そんな時間を一緒に共有したいと思いました。

今回自分たちでやってみて
針を持つなんて、小学校の家庭科以来というメンバーがほとんど。
針に糸を通すだけでも一苦労!笑
わいわい言いながら楽しんでやりました。
手を動かすことで宿る「新しい物語」
実際に体験してみると、
自分の手で直したモノには、少しの傷や歪みさえも“思い出”になります。
「こうしたらもっときれいにできるかも??」と一緒に試行錯誤したり、
隣を見てみたら「それいいじゃん!」って。そんな言葉が飛び交ったり、
「ここ歪んでるわ~。でも自分で直したし、上出来だな!」とかとか。

自分の中での気づきがあったり、人とコミュニケーションが生まれることで、そのこと自体が楽しかったり。
こんなスタッフもいました。
そのスタッフはもともと古着屋さんが好きで、デザインが気に入って購入した穴あきTシャツを持ってきていました。
聞けばそれは購入当初から穴があいていた、とのこと!笑
面白いね、最初から穴空いてたんだ!?と聞いたら
「そうなんですよ。でもこれなんかかわいくて。かわいくないですか?今回ちょうどよいから持ってきました!」と。
あ、それってなんかいいな!と思ったんですよね。
その人の感性も知れたり、私としては、面白いな~、本当人ってそれぞれだな~、と思う出来事でした。
こういった小さな物語が、モノに新しい命を吹き込んでくれるだな、ということにも気が付いたんです。
また、直す過程で、モノの構造や素材の強さ、弱さを知ることもできます。
「思ってたより頑丈なんだな」とか「だからこの価格なんだ」とか、
実際に手を動かすことで、モノの本当の価値や価格の妥当性にも気づけます。
リペアをする前まではお直し料金って意外と高いよな~と思っていた私ですが、
直すことはこんなに尊いんだなあ、、、難しいし、2時間もかかった!(このクオリティで・・・笑)と思うと安く感じました。
ここは本当に自分でやってみないと見えてこなかった景色だと思います。
「完璧な修復」ではなく「未完成の美しさ」を育む
リペアカフェで私たちが目指すのは、
完璧に仕上げられたリペアよりも、「未完成の美しさが残る“共創の場”」.。

手を動かす時間には、試行錯誤や笑い、失敗もある。
そのプロセスこそが、“モノへの愛着”を育て、“ブランドへの信頼”を深める瞬間になる。
リペアを通じて生まれるのは、単なる「モノの再生」ではなく、
人と人、そして人とモノとの新しい関係性だと思っています。
ここ大事なので、もう1回言います!
単なる「モノの再生」ではなく、
人と人、そして人とモノとの新しい関係性だと思っています!
まずは自分たちの手から
まずは、私たち自身がリペアを楽しむことから。
「直すこと」そのものをもっと身近に、もっと自由に。
そこから生まれる小さな気づきや感動を、
お客様と一緒に共有していけたらと思っています。
ニュウマン高輪店では11月20日木曜日、リペアカフェを開催します。
BRING商品に限らず、衣料品であれば、何でも持ち込みOKです。
簡単な飲み物やお菓子もご用意して、ちょっと気軽に話に来る、寄ってみる、そんな気分で気軽に来てくれたら嬉しいです!
是非ご参加下さい。

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リペアカフェ@ニュウマン高輪
日時:11/20(木) 18:00-20:00
参加費:無料
お申込み方法:お申込みはBRINGInstagramのプロフィールにあるリンクのお申込みフォームをご入力ください。
または、ニュウマン高輪店へ直接お問い合わせ・BRINGInstagramにDMでも申し込み可能です。
※先着10名様となっております。
※当日はご自身の直したいと思う衣類(靴下などの小物も可)をお持ちください。ない方はご相談ください。
※全ての修理が可能というものではございませんのでご了承ください。
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