【初トレラン完走記】ラン歴1年の私が、初めての奥信濃50KでBRINGのウェアを試してみた話

【初トレラン完走記】ラン歴1年の私が、初めての奥信濃50KでBRINGのウェアを試してみた話

こんにちは。BRINGの嶋田です。

初夏の陽気が山肌を包み込む6月。長野県木島平村を舞台に開催される「奥信濃50」のスタートラインに、私は並外れた緊張感とともに立っていました。

実は私、ランニングを始めたのはちょうど1年前の去年の夏。これまでにフルマラソンには2回挑戦し、なんとか完走した経験はあるものの、トレイルランニングのレースに出場するのは、今回の奥信濃50Kが人生で初めてのことでした。

なぜ、初心者である私が、いきなり距離50km、累積標高約2,500mというタフなロングレースを選んだのか。

理由は、私の周りのトレイルランナーたちが「奥信濃はとにかく景色が最高だし、走っていて楽しいよ!」と口を揃えておすすめしてくれたからです。何より、普段から一緒に練習している仲間たちとみんなで同じレースに出走できることが、本当に楽しみでワクワクしていました。

そしてもう一つ、個人的な好奇心もありました。私はBRINGのスタッフなので、普段の仕事や日常で自社のウェアを着るのは、ある意味「当たり前」のこと。でも、だからこそ「このウェアって、本当にトレランの現場でも快適に着られるのかな?」と、一人のランナーとして純粋に気になっていたんです。せっかくなら、仲間と楽しむ最高の舞台で、自分の身体を使って試してみようと思いました。

とはいえ、相手は未知の世界であるロングトレイルです。長時間のレースになればなるほど、ウェアのわずかな違和感や、汗冷え、擦れといったトラブルが、走る気力を奪うストレスに変わっていくことは、フルマラソンの経験からも想像がつきました。そこで、今回の相棒として私が用意したのが、BRINGの「WUNDERWEAR ライトウェイトTシャツ」と「DRYCOTTONY ライトウェイトショーツ」です。

ラン歴1年の初心者ランナーが、約9時間の旅路のなかで感じたリアルな着心地。過酷な環境だからこそ見えてきた「本音のレビュー」を、飾らない言葉でありのままにレポートします。

1. 奥信濃50Kという旅:美しくも容赦ない、初夏の極上トレイル

奥信濃100、そして私が挑戦した50Kカテゴリーは、日本のトレイルラン界でも屈指の人気とタフさを誇るレースです。

スタートして、いきなりランナーを迎えるのはスキー場の高い斜度の坂道です。いきなりトレイルランニングならではのキツさを全力で味わいながらも、見上げたときの広い空がとにかく気持ちよくて開放感抜群でした。

そこを越えると、息をのむほどに美しい新緑のトンネル、広大な美しい森が広がります。木漏れ日の中を駆け抜ける瞬間は、ロードのフルマラソンでは味わえなかった「地球を走っている」という深い感動がありました。

しかし、美しい景色とは裏腹に、コースは初心者にとって容赦のないものでした。50kmのなかに詰め込まれた累積標高は約2,500m。壁のように立ちはだかる斜面や急登が容赦なく脚力を削り、後半に待ち構えるテクニカルな急下降は、疲弊した足と集中力を限界まで追い込んできます。さらに初夏の開催とあって、ひとたび太陽が顔を出せば猛烈な暑さに見舞われ、逆に標高が上がれば冷たい風が吹き抜けます。

この激しい環境変化と、丸一日動き続ける過酷な状況。これらを乗り切り、初心者が無事にフィニッシュゲートをくぐるためには、「どのようなウェアを身にまとっているか」という選択が、ロードレース以上に重要な意味を持っていました。

2. 実走テストの装備紹介:乾きやすく臭いにくい2枚を選びました!

スタッフとして日々製品に触れている私が、今回「本当にトレランの現場でも快適なのか?」を確かめるためにセレクトしたBRINGの2アイテムです。

何を隠そう私はいわゆる「滝汗族」。人一倍汗をかく体質なので、ウェアを選ぶときはいつも「乾きやすさ」と「汗の臭い」をものすごく気にしています。さらに、上半身だけでなく下半身にもかなり汗をかくタイプなので、Tシャツはもちろん、ショーツもとにかく「すぐ乾いてくれること」が絶対条件でした。

WUNDERWEAR ライトウェイトTシャツ

Moss Green

BRINGのラインナップの中でも「最軽量」を誇る、メリノウールと再生ポリエステルのハイブリッドTシャツです。 トレイルランにおいて、ウールの持つ「調温・調湿・防臭性」はもはや定番ですが、一方で「濡れたときに重くなる」「乾きが遅い」という弱点もありました。私のような滝汗族が着たら、大量の汗を吸ってずっしり重くなってしまうのではないか……? このライトウェイトTシャツは、ウールの利点を最大限に活かしつつ、BRINGの独自技術による再生ポリエステルを絶妙にブレンドすることで、圧倒的な軽さと吸水速乾性を両立させているのが特徴です。「私の大量の汗でも、本当にウールの弱点は克服できているのか?」を確かめるには、これ以上ない絶好のテストアイテムです。

DRYCOTTONY ライトウェイトショーツ

Light Green

「DRYCOTTONY」シリーズの軽量ショーツです。 ロードのレースと違い、トレイルランでは足元が不安定な段差を大きく跨いだり、急斜面を登ったりと、下半身の可動域が格段に広くなります。だからこそ、ショーツ選びの基準は「いかに存在を忘れられるか」。 特に下半身にもガッツリ汗をかく私としては、汗でショーツが肌に張り付いたり、重くなったりして足上げが重くなるのだけは絶対に避けたかったところ。「ポリエステル100%でしっかりすぐ乾いて、走る動作を邪魔しないか」を、長時間の移動で身をもってテストしようと考えました。

選んだ理由は、「滝汗によるトラブルをすべて回避して、走ること、前に進むことだけに100%集中したかったから」に尽きます。ウェアの機能性に身体を守ってもらいながら、身軽に、自然体で初めての奥信濃を楽しみたかったのです。

3. スタートから前半:いきなりの滝汗にも負けない「肌離れの良さ」

午前11時半、周囲の熱気と初夏の強烈な太陽が照りつけるなか、いよいよ木島平村をスタート。この時間帯のスタートということもあり、走り始めた瞬間からとにかく暑い!最初のスキー場の急斜面に差し掛かると、一気に体温が上昇し、私の代名詞である「滝汗」が早くも大噴出してきました。

スタート直後からいきなりものすごい量の汗をかいたわけですが、そこで真っ先に体感したのが「WUNDERWEAR ライトウェイトTシャツ」の驚くほどの肌離れの良さでした。

通常のウール混Tシャツであれば、これだけの汗を吸うとずっしりと重くなり、ペタッと肌に張り付くあの嫌な不快感が生じがちです。しかし、このライトウェイトTシャツは違いました。信じられないほどのスピードで水分が外側へと拡散されていく感覚があり、皮膚と生地の間に常にドライな空気の層が残っているかのように、全く肌に張り付かないのです。「これだけ汗をかいているのに、ずっとサラサラして気持ちいい……」と、スタート早々からその快適さに驚かされました。

一方の「DRYCOTTONY ライトウェイトショーツ」も、素晴らしい滑り出しです。ウエストはシューレースベルトで細かく調整できるため、走ってもズレや揺れが全く気になりません。最初のゲレンデの急登で、何度も大きく膝を突き上げるようにして登るシーンでも、生地の突っ張りや引っかかりを感じることはありませんでした。脚上げがとにかく軽く、柔らかい風合いの生地が、私の慣れない山での足さばきを静かにサポートしてくれていました。

4. 中盤から後半:限界のなかで際立つ、ウール×化繊の乾きと「無臭」の驚き

レースは25kmを過ぎ、ついに中盤へ。これまで経験したことのない疲労で一歩一歩が重くなっていきました。

この、最も身体が過酷だった時間帯にこそ、BRINGのウェアは真のポテンシャルを発揮してくれました。 これだけ汗をかいているにもかかわらず、Tシャツが驚くほどのスピードで乾いていくのです。優れた吸水速乾性のおかげで、山の冷たい風に吹かれても、汗冷えで体温を奪われる心配が全くありませんでした。ウールのソフトな質感のおかげで、塩を吹いた生地が擦れて肌が痛くなるようなこともありません。

そして、ロングレースで誰もが気になる「臭い」の問題。 何時間も汗を吸い続けた化繊のウェアは、どうしても特有の嫌な臭いが発生してしまいます。しかし、奥信濃の深い林を抜け、40km地点を過ぎても、WUNDERWEAR ライトウェイトTシャツから嫌な臭いは一切してきません。メリノウールが持つ天然の防臭・抗菌効果が、完璧に機能している証拠です。自分のウェアの臭いに不快感を覚えることなく、周囲の大自然のクリアな空気を胸いっぱいに吸い込める。これは、初心者の折れそうな心を支えてくれる大きな快適性でした。

終盤、痛みと疲労で完全にフォームが崩れ、走ったり歩いたりを繰り返す局面でも、「DRYCOTTONY ライトウェイトショーツ」のストレスの少なさに救われました。 太ももがウェアと擦れて痛む「股擦れ」は、ロングレースにおける最大の敵の一つですが、このショーツの柔らかさと軽さのおかげで、擦れの気配すらありませんでした。 ポケットは必要最低限の3つ。私はここに、すぐに取り出したいゴミや、エイドでもらった小さな行動食、ジェルを入れていましたが、揺れも気にならず必要十分。収納が多すぎて重くなるよりも、走る動作そのものを邪魔しないミニマルさが、後半の疲れた身体には何よりも有り難かったのです。ただひたすらに、次のステップへ足を運ぶこと。その一点に集中させてくれました。

5. ゴール:8時間50分の旅を終えて。「最後まで快適でいられる」ことの贅沢

最後の下り坂を走り終え、温かい拍手と歓声に包まれながら、木島平村のフィニッシュゲートをくぐり抜けました。タイムは8時間50分。人生初のトレイルランニングレースを、無事に完走することができました。

泥と汗にまみれた身体。けれど、不思議とベタベタした不快感はありません。ゴール直後に自分のウェアに触れてみると、あれだけ走った直後だというのに、すっかり乾き始めていました。

トレイルランニングのロングレースにおいて、私たちがウェアに求めるべき価値とは何でしょうか。 1分1秒を削り出すトップランナーであれば、様々な機能が必要かもしれません。しかし、私のように、初めてのロングトレイルに挑み、自分の限界に挑戦しながら長い時間をかけて一歩一歩進むランナーにとって、最も価値があるのは「速く走れること」ではなく、「最後まで快適でいられること」ではないでしょうか。

寒さ、暑さ、擦れ、臭い、湿気。 それらの「小さな不快感」が積み重なると、やがてそれは精神的な疲労となり、足を止める言い訳になってしまいます。BRINGのウェアは、その不快感のタネを、レース中に先回りしてすべて摘み取ってくれていた。走っている最中に「ウェアが冷たいな」「擦れて痛いな」と、ウェアの不満を一度も考えなかった時間こそが、その性能の何よりの証明です。

「スタッフだから」という贔屓目を抜きにしても、このウェアの存在を忘れるほど自然体でいられたからこそ、私は初めての奥信濃の美しい景色を、エイドでのスタッフの方々との温かい交流を、そして走る喜びを、8時間50分の最後の1歩まで100%味わい尽くすことができたのだと思います。

まとめ:日常からロングトレイルまで、あなたの冒険に寄り添う一着

今回、初心者として奥信濃100(50K)というタフなレースを走ったことで、BRINGのウェアのポテンシャルを身をもって確信しました。このアイテムは、以下のような方々に自信を持っておすすめできます。

  • 夏のトレイルランを快適に楽しみたい方:汗冷えや肌への張り付きから解放され、常にドライな着心地が続きます。

  • これからロングレースに挑戦したい人、完走を目指す方:長時間着用しても気にならない高い防臭性と、ザックと干渉しないノンストレスなカッティングが最高の味方になります。

  • トレランも登山も、そして普段着もボーダレスに楽しみたい方:DRYCOTTONYショーツのように、確かな機能性を持ちながらも、街履きとしても馴染む洗練されたデザインは、BRINGならではの魅力です。

機能的でありながら、決して押し付けがましくない。再生ポリエステルを使用したサステナブルな背景を持ちながら、過酷なフィールドテストにも高いレベルで応えてくれる。

次の週末のローカルなトレイルランニングから、夏山への大冒険、および走り終わった後の街でのコーヒータイムまで。あなたのこれからの挑戦の相棒に、BRINGという選択肢を加えてみてはいかがでしょうか。ラン歴1年の私を笑顔でゴールへ導いてくれたこのウェアなら、きっとあなたの挑戦も、最後まで快適に支え続けてくれるはずです。

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