【登山:BRING高輪】 アズマの「ちょっとのぞいてみませんか?ep.6」浅間ゴールド編
※本文中に掲載している写真の多くに、山岳写真家であり、BRINGの商品ページの写真も撮影していただいている「ぺ・吉本」氏の撮影してくれた素材を使用させていただいている。本文に入る前に、彼に敬意を表し、感謝の意を伝えたい。いつもありがとうね。
2025年、紅葉は当たり年らしい。
酷暑極暑とさんざん騒いだ夏が終わり、季節が棒高跳びのデュプランティスかの如く秋から冬に飛び越えていってしまっている。
急激な気温の変化があるからこそ、木々の色づきも深まる、といったところだろうか。

当日の朝。さすがに暑がりのオジサンも全身ワンダーウェアで身を固める季節になった。
ワンダーオジサンこと高輪スタッフのアズマは、とにかく暑いのがキライなので、この急激な気温の低下にとてもよろこんでいる。(身体は正直らしくインフルエンザに罹患した。もう治っている。)
11月頭の3連休にて、その色づき深まった紅葉、今回はカラマツの紅葉で有名な「浅間ゴールド」を見に黒斑山まで行ってきたときのお話だ。
浅間山は群馬県と長野県の境にある、活火山。富士山のようなキレイな形が特徴でもある。
高峰高原ビジターセンターから黒斑山の往復で、一般的なコースタイムでも3時間そこそこなので、初心者の方にもおすすめされることもあって、
この紅葉最盛期は大混雑だった。
コース上でも渋滞が発生するほどの人気ぶり。
ワタシは友人たちとゆっくり写真を撮影しながら登っていたので、たくさんの人に道をお譲りしながらじっくり紅葉を堪能した。

左:歩き始めから明るいイエローカラマツがお出迎え
中央:太陽が気持ちよくて眠りながらでも歩けている
右:右の首筋を伸ばそうとストレッチを始めた瞬間。決して流し目のモデルさんを真似してみたわけではない。
振り返るとこんな絶景なので、なかなか進まない。

上を見上げたらこんなにもキレイな紅葉。紅じゃなくて黄色だから黄葉と呼びたい。
この日の服装はこうだ。
トップス
WUNDERWEAR ヘンリーネックロングスリーブTシャツ/モカ Lサイズ
WUNDERWEAR シームレスフーディ/アップルグリーン Lサイズ
パンツ
WUNDERWEAR ONE/ターコイズ Mサイズ
WUNDERWEAR レギンス/ヘザーパープル Mサイズ
TANUKI SATOウィンドパンツ
ワンダーオジサンの名に恥じぬよう、わざとWUNDERWEARを着まくっているわけではない。気持ちいいから着ているのだ。
黒斑山は、30分そこそこでどんどん景色が変わっていく、楽しい山だ。
後ろを振り返ると街を見下ろす絶景がでてくるし、あっというまに第一浅間ゴールドポイントの槍ヶ鞘にたどりついてしまった。いつも思うが、楽しい仲間との登山は、気が付いたらあっという間に進んでいるものだ。

槍ヶ鞘。大混雑。みんな絶景とともに写真を撮っていた。

浅間ゴールド。ついつい見入ってしまってなかなか歩が進まない。
槍ヶ鞘から一度下ってまた登り返す感じで次の絶景スポット、トーミの頭へ。
木々の隙間から右手にチラチラと浅間ゴールドを見ながら進んでいくとあっという間に到着だ。

登りくだりを繰り返すのでワンダーオジサンは少し汗をかいた。おじさんだから、胸の隙間(いわゆる”谷間”)に汗じみができがちだが、そんなの恥ずかしくないくらい着心地が良いWUNDERWEARのTシャツシリーズ

トーミの頭からはさらに大きく浅間山が見えて驚いた顔。少しガスが上がってきてしまって、このタイミングまでがキレイに浅間ゴールドが見える瞬間だった。うれしい。

プロのカメラマンに撮られるとこんなにもイケメ・・・渋く写ルンですね。
トーミの頭からの景色を存分に堪能した後は、黒斑山のピークハントへ向かう。
ピークへのビクトリーロードに入ろうとした瞬間、「なんのツアーなの?」ってくらいの人数の行列がなだれ込んできて、仲間と離れてしまった。それくらい、この日の浅間ゴールドを見に来た登山客の多さはすごかった。二郎の新店舗オープンかよってくらいだった。

ええ、山頂ももちろん混んでました。

一瞬のスキをねらって標識をパシャリ。
だんだんと曇り空があたりを覆っていき、薄暗い雰囲気になってきたので足早に下山した。
薄暗い雰囲気といっても、色が鮮やかなWUNDERWEARを着ているといたって現場は明るい雰囲気で、すれ違うマダムたちに「あらかわいい色だわねぇ」なんてお世辞を言われながら下山していった。

この日は下山後、もう一座(高峰山)行きたかったので、飛ぶように下山した。実際に飛んでいるおじさんを激写されてしまった。こんな写真にプロのカメラマンのデータ容量を使わせてほんとに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

そうそうこういう写真だよ。たまには自分が写りなさい。モデル:ぺ

だから違うだろ。ダンシングツリーの真似をしているオジサンを撮ってどうするんだ。なんか野球部みたいな足になってるし。
そうそう。美しいものを撮るのだよ。君の眼は美しいものを写すためにあるんだ!

あまりの美しさに日暮れまで紅葉を堪能してしまった。太陽の光の色も変化していくし、それに応じて木々の色も変化していく。一瞬一瞬が美しい瞬間だった。
正直、朝登り始めた時は、人の多さに少し戸惑っていて、人混みがダイキライなワンダーオジサンは動機息切れが堪えない山行になるなあと不安がっていたのだが、ゆっくり、じっくり山を楽しむことで、人も帰っていくし、夕日に照らされる山の景色なんて、どうだい?見たことあるかい?
ワタシは北海度札幌市南区の生まれなのだが、通学路でキレイな紅葉を見ていたものだ。
だが、大人になって、いやいや、ワンダーオジサンになって都会の荒波に疲れてから見る紅葉と夕日は、自分の人生についてあらためて考えさせられたし、「ああ、WUNDERWEARを着ててよかった」と思わせてくれる景色だった。
ワタシは9月のニュウマン高輪オープンからBRINGチームに参加している。
人生、挫折に苦しんだ時間もたっぷりあるのだが、ワタシの人生の成功と呼べるものは「出会い」なのだろう。
BRINGチームのみんなに出会えたこと、プロのカメラマン”ぺ”氏と出会えたこと、一緒に山を登ってくれる仲間みんなと出会えたこと、まだ一緒に山に登ったことはないけど、平地で山の話をしてくれる仲間やお客様、そして何より人生において妻と出会えたことは、ワタシの人生の一番の成功ポイントだ。そう、若者が最近よくつかっている「優勝」ってやつだ。
そんなことを考えさせてくれた浅間ゴールドに感謝したい。
ありがとう、黒斑山。
ありがとう、高峰山。
ありがとう、浅間山とその仲間たち。
そして最大の「ありがとう」を、
ここまで読んでくれたキミへ捧げて結びとする。
次回、「WUNDERWEARの着方アレンジ編」